“坂本 ― YMOはどんなキッカケで観るようになったの?
ジョン ― 友人からYMOはいいよと云う噂を聞いてね。日本とドイツは、優れたエレクトロニクス製品を生産してる。ドイツからはクラフトワークが出現した。日本からも、もう時間の問題だと思っていた。それまではトミタ(富田勲)のレコードを聞いていたんだ。そこにYMOの登場。僕は飛んでいったね。
坂本 ― 日本ではYMOのレコードは幅広い層に支持されているけど、イギリスでもエレクトロニクス・ミュージックの流行は続くと思う?
ジョン ― YMOが人気があるのは、時代を上手く表現してるからだ。モダンで、ライバルなんて無いんじゃないかな。イギリスでも2年ごとにロックのムーブメントが起きるけど、良いものであれば生き残る。モッズの立役者だったザ・フー。ジェネシスもローリング・ストーンズもそうだった。
坂本 ― なるほど。
ジョン ― でも、エレクトロニクス・ロックの流行は、プレスリーの出現以来の革命的な出来事だと思う。この頃の子供はエレキやアコースティックではなくて、いきなりシンセを買う。WHSP(ワスプ)という小型で9万円位の奴だ。だから5年以内に僕を超えるシンセ奏者が沢山誕生するだろう。
坂本 ― そうなるとキミは、エレクトロニクス時代のプレスリー...
ジョン ― じゃあキミはチャック・ベリーかい?(笑)
”